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Posted by たまりば運営事務局  at 

2008年06月30日

立川B級グルメ

午前中に保育園の健診を終え、
午後より医院のLANを改善するために立川のビッグカメラへ。
その帰りに 第一デパートに寄り道。

子供のころからある老舗のデパートですが、現在は、コアな本屋やフィギアやポスターなどオタク系の店が占めています。
そういえば、昔よく行った鉄道模型の店は無くなっていました。

そんな中で変わらずにあるのが、地下一階のスパゲッティーの店「サンモリノ」
B級グルメの中ではとても有名な店です。



昔を偲んで今日はここで食事です。

昔はナポリタンといえばケチャップでした。
ここのスパゲッティーは、今風のパスタではなく昔からのスパゲッティーです。

これはカレースパゲッティー。
メンにカレーが乗っているだけですが、なんか懐かしい味です。

これは、付いてくるサンモリノ漬け。
とんがらしがかかっていてピリッと辛く、甘系のスパゲッティーの味によく合います。


立川は大きく変貌してしまい、もう昔の立川の面影はほとんど見られません
でも、ここにはまだ昔の立川が残っています。

追記
第一デパートは数年後解体され高層の商業施設になるみたいです。
残念!!  


  • Posted by 23  at 20:22Comments(2)

    2008年06月30日

    保育園

    今日は、園医をおこなっている日野市の「つくしんぼ保育園」の健診でした。
    みんな行儀よく大きく口を開けてくれたので順調におこなうことができました。
    昔は「みそっ歯」の子が案外いましたが、お口の清掃に保護者の方が気をつけてくれているので、
    今は本当に虫歯が少なくなりました。

    日野市の保育園、幼稚園児の虫歯の罹患率は、東京都の市町村の中でも非常に少ないのです。
    小さいときからの歯みがきの習慣は大人になっても続きます。
    毎日きちんと磨くようにしましょう。



      


  • Posted by 23  at 19:20Comments(2)はいしゃなこと

    2008年06月26日

    歯周病とがん

    ロイター発で次のようなニュースがありました。

    歯周病によりがんのリスクが高まる可能性があるとの研究結果が27日明らかになった。インペリアル・カレッジ・ロンドンのドミニク・ミショー博士らが専門誌に発表した。
    歯周病歴のある男性医療専門家を対象にした長期研究で、がんを患う可能性が全体的に14%高いことが判明した。論文では「喫煙その他のリスク要因を考慮した上でも、歯周病は肺や腎臓、すい臓、血液のがんのリスク増大と大きな関連性があった」としている。
    これまでの研究では、歯周病で心臓病や糖尿病の発生リスクが高まる可能性が示されていた。

      


  • Posted by 23  at 21:26Comments(1)おくちのこと

    2008年06月23日

    八王子

    今日は、夕方より久しぶりに八王子に・・・
    八王子はあまり行くことがないのですが、
    どうしても行きたかった店があったので出かけることにしました。
    行きたかった店は、高野水産です。
    ここは、八王子卸売センター内の店から直送です。
    場所は、三崎町の路地裏にあります。

    雰囲気は、場末の感じが漂っていて私好みです。


    入り口はドアなどなく、道からのオープンスペースです。


    ここでは七輪で頼んだものを自分で焼くことができます。

    七輪は大きいです。
    つきだし
    しまほっけ
    かきと貝
    カニ味噌
    焼き物だけではなく、刺身なども豊富です。
    メバル
    箱うに
    しらすぶっかけ豆腐
    煮魚(カレイ)
    にゃんこめし
    ご飯に鰹節がかかっています。
    ぶっかけウニいくら寿司

    さすが、魚屋さん直営のため新鮮です。
    また、
    種類も豊富で魚好きの私にはたまりません。
    これでは、酒がすすんでしまいます。
    開店と同時に行きましたが、1時間ほどで満員になってしまいました。







      


  • Posted by 23  at 20:47Comments(4)

    2008年06月23日

    秋川ファーマーズセンター

    野菜を買いにドライブを兼ねて、秋川ファーマーズセンターへいってきました。

    ここは、生産者の顔が見えてお気に入りです。





      


  • Posted by 23  at 13:13Comments(0)

    2008年06月21日

    虫歯菌を溶かす酵素

    虫歯の原因となる菌「虫歯菌」だけをやっつける薬があったら・・・・・

    そんな夢のような酵素が登場しました。

    虫歯になりやすい人には朗報かもしれません。

    記事はこちら・・・
    http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200806090030.html (中国新聞)
    http://www.twocells.com/Home/HotNews/hot080609-aml.htm (ツーセル)

    記事によると、
    酵素は、広島大大学院医歯薬学総合研究科の菅井基行教授(細菌学)のグループが2004年、世界で初めて発見し、口内にあるサリバリウス菌などの「善玉菌」を残したまま、ミュータンス菌などの虫歯菌だけを溶かす性質を持つもので、今後、虫歯を防ぐ歯磨き粉やガムを商品化することを目指しているそうです。
    ミュータンス菌

    詳細については、まだよくわかりませんが、
    将来、虫歯は過去の病気になるかもしれませんね。




      


  • Posted by 23  at 20:38Comments(0)おくちのこと

    2008年06月19日



    さてこれは何でしょう?


    人間の祖先、ナメクジウオです・・・・。

    脊椎動物の祖先はナメクジウオ 「ホヤ」との論争に決着(朝日新聞)
    http://www.asahi.com/science/update/0619/TKY200806180356.html  


  • Posted by 23  at 20:11Comments(0)

    2008年06月19日

    梅雨時


    空豆蛙を見つけました。
      


  • Posted by 23  at 00:01Comments(3)

    2008年06月18日

    男性の二人に一人、女性の五人に一人

    この人数は何だと思いますか?

    この数字は、メタボリックシンドロームおよびその予備軍です。



    メタボリックシンドロームの診断項目には、
    ウエストサイズ
         男性 85cm以上 女性 90cm以上
    血清脂質異常
         中性脂肪値(トリグリセライト)150mg/dl以上か、
         HDLコレステロール値 40mg/dl未満
         または、その両方にあてはまる。
    高血糖
         空腹時血糖値が110mg/dl以上
    高血圧
         収縮時血圧 130mmHg以上か、拡張期血圧 85mmHg以上
         または、その両方にあてはまる
    の4項目があります。
    そのうち、ウエストサイズのほかに2つ以上あてはまればメタボリックシンドロームです。

    このメタボリックシンドロームと歯周病とは相関関係があります。

    これは、内臓脂肪型肥満の脂肪細胞が炎症物質の分泌を増加し
    これが血管を介して口に到達すると歯周病を進行させると考えられているのです。

    このメタボリックシンドロームの診断項目に当てはまらない人に比べ
    当てはまる項目が
    1つあれば2倍
    3つあれば4.1倍
    も、歯周病のリスクが高いのです。

    人のことは私もいえませんが、メタボの方歯周病にも気をつけましょう。
      


  • Posted by 23  at 23:40Comments(0)おくちのこと

    2008年06月16日

    秋川渓谷へ

    日曜日は午後1時まで診療しています。
    昨日は診療終了後に、気分転換のためあきる野市にある「天然温泉 瀬音の湯」へ・・・・
    家から近いということもあり、車で約1時間ぐらいの行程です。


    4時ごろに到着しましたが、日曜日ということもあり案外入浴客で混雑しています。
    ここは、日帰り入浴とコテージの宿泊の両方がありますが、
    月曜は休診日ということで、コテージで1泊しました。

    まだ、昨年に作られた施設なので新しく室内もきれいです。

    コテージは、メゾネットタイプになっていました。
    コテージ内にも風呂はありますが、こちらは温泉でないのが残念です。

    しかし、風呂場や部屋からは秋川の流れと新緑の木々が広がっています。
    この、施設の名のとおり瀬音がよく聞こえます。

    日帰りの入浴客が減るまでの間、近隣を散策。
    木立の中を歩くと「石舟橋」というつり橋があります。



    眼下には、釣人やバーベキューをしている人が見られます。
    入浴後は、「和食だいにんぐ川霧」にて夕食。
    コテージには、ダイニングも付いており自炊もできますが、
    今回はここで食べました。
    酒飲みなので定食ではなく、一品の肴のみを頼みました。
    日本酒は、ここの近くにあるあきる野市の蔵元 野崎酒造の「喜正」。

    食事は期待していなかったのですが、予想以上の美味にびっくり。
    好きなものが選べるのは、やはりよいです。
    飲みすぎたので早々と就寝。
    翌日は、朝早く起きて散歩して、朝食。
    朝食は宿泊料に付いています。
    案外、品数が多くおいしくいただきます。


    チェックアウトは11時なので、時間まで再度温泉に入浴して帰宅。

    案外近場でも安価に楽しめる施設があるのはいいですね。
      


  • Posted by 23  at 14:20Comments(3)

    2008年06月13日

    ニュース-歯の健康法案-

    民主党は6月4日、厚労省内の記者クラブで会見し、「歯の健康の保持の推進に関する法律案」(以下、「歯の健康法案」)と「身体障害者福祉法の一部を改正する法律案」を参議院に提出したと発表した。
    歯の健康法案は理念法で、歯科領域では初めて。(日本歯科新聞)



      


  • Posted by 23  at 21:43Comments(0)

    2008年06月09日

    歯の衛生週間シリーズ―最終回―

    歯の衛生週間シリーズも今日が最終回です。

    むし歯の治療は、ある種特殊性があります。
    これは、患者さんが治療を歯科医院で受けるのみでは治せないということです。

    むし歯や歯周病は、生活習慣病の側面があり、
    自分自身である程度コントロールしなければいけないということです。

    たとえば、歯科医院でむし歯を削ってつめても
    むし歯になったと思われる生活習慣を自分自身で見直さなければ再度むし歯になってしまいます。

    たとえば、
    正しい歯磨き習慣をつけているか、飲食の問題はないか、規則正しい生活をしているか、むし歯菌はどうなのか等をもう一度見直してみてください。
    もし、見直すことができたらそれだけで虫歯のリスクは半減します。

    虫歯を作らないように予防する場合、
    私たち歯科医師や歯科衛生士は、患者さん自身で予防するためのアドバイスしたり
    虫歯予防を手伝うこと、虫歯の状態を監視することはできます。
    しかし、患者さんに代わって毎日、虫歯の予防することはできません。
    また、私たち歯科医師や歯科衛生士はできた虫歯の症状を治すことはできますが、
    患者さんに代わって、毎日の生活の中で虫歯のリスクを軽減し、
    虫歯の再発や進行を防ぐことはできません。
    日常生活を改善し、虫歯の再発や進行を止めるのは患者さん自身なのです。


    虫歯予防で大切なことは、自分の口の中の状態を把握し、
    それに対しリスクを軽減するために日常生活を見直して注意することが大切なのです。
      


  • Posted by 23  at 01:06Comments(0)おくちのこと

    2008年06月07日

    癒しのイメージDVD

    東京も梅雨に入りました。
    これから、ジメジメした毎日がしばらく続きます。

    患者さんも雨の中来院されることが多くなり大変だと思います。

    そんなわけで・・・・
    こんな時期ですが、すこしでもストレスを解消してもらいたいということで
    待合室で流しているイメージDVDをほっと気持ちを和らげる映像に変えました。
    NHKのNHK「V-music」シリーズです。
    現在は、


    を流しています。
    さわやかな気分を少しでも感じてもらえるといいなと思います。



      
    タグ :DVD


  • Posted by 23  at 00:20Comments(0)はいしゃなこと

    2008年06月06日

    歯の衛生週間シリーズ5

    第5回目は「フッ化物」です。

    むし歯の予防のひとつの方法として「フッ化物」の応用があります。


    なぜフッ化物が虫歯予防に効果があるかというと
    ①耐酸性の向上
    エナメル質の結晶構造(ハイドロキシアパタイト)がフルオロアパタイトという酸に強い結晶構造になり、強い歯質をもたらします。
    ②再石灰化促進
    カルシウムやリン酸が歯に再付着し、エナメル質の初期のむし歯を回復する働きを助けます。
    ③抗菌・抗酵素作用
    細菌(むし歯の原因のばい菌)の出す酵素を抑制し、歯を溶かす酸の生成を抑制したり、抗菌作用を示します。
    などがあげられます。

    使用手段としては

    ホームケア・・・・家庭でおこなう方法
              フッ素入り歯みがき粉
              フッ化物洗口剤による洗口
              フッ化物入りスプレー
              フッ化物ジェル
    プロフェッショナルケア・・・・歯科医院でおこなう方法
              フッ化物の塗布
              フッ化物バーニッシュ
              
              
    これらを、むし歯のリスクの程度によって単独または複数使用します。

    ここで注意しなければいけないことは、フッ化物の応用はそれのみで予防できるのではなく
    歯みがきや食生活の注意などを守ることにより効果が発揮できるということです。
    フッ化物を利用しただけで、歯みがきなどを疎かにすると予防効果は得られないと思ってください。






              
                
    タグ :フッ化物


  • Posted by 23  at 23:48Comments(0)おくちのこと

    2008年06月05日

    歯の衛生週間シリーズ4

    今日は、4回目で「歯周病と全身疾患」です。

    歯周病がいろいろな全身の病気を引き起こしたり
    悪化させたるすることがわかってきています。

    岡山大学

    今まで、多くの方が歯周病が単に歯肉の病気と思っていられたと思います。
    しかし、歯周病という炎症性疾患によって産生される物質や細菌そのものによって
    いろいろな悪影響を起こしてしまいます。

    お年寄りや障害のお持ちの方は、嚥下機能が弱くなっているかたもおられます。
    そんな場合、食道ではなく気管に誤って入ってしまい、
    歯周病の原因菌が肺や気管支に感染して肺炎を起こしてしまうことがあります。(誤嚥性肺炎)
    お口の中の環境が悪いとその危険が高まってしまいます。
    そのため、日ごろより口腔内を健康に保つことが大切です。
    もしも、寝たきりや身体が不自由になった場合も、家族の協力と
    歯科医師や歯科衛生士による口腔ケアをうけてお口の健康を維持できるようにしましょう。

    妊娠すると女性ホルモンの変化やつわりや偏食などにより
    口腔の環境が悪化し歯肉炎を発症しやすいことはわかっています。(妊娠性歯肉炎)
    そればかりでなく、妊娠中に歯周病に罹患していると、毒素や炎症性物質が血液中から胎盤に入り、低体重児出産や早産のリスクが高まることが明らかになっています。
    妊娠中はもとより、日ごろからきちんと歯磨きをして歯周病を予防していくことが大切です。

    心疾患は日本の3大死亡原因の1つに挙げられています。
    歯周病により歯肉が腫脹し出血しやすい環境だと、歯周病菌が血流に乗って冠動脈に感染すると
    原因菌が産生する炎症性物質や毒素が血栓を作り、動脈硬化(アテローム性動脈硬化症)を発症させる可能性が指摘されています。
    また、口腔の細菌が血流に乗り細菌性心内膜炎を起こすといわれています。

    糖尿病の方は、感染しやすく傷の治りが遅くなることもよく知られています。
    そのため、糖尿病の方は歯周病になりやすくまた治癒も遅れがちになります。
    また、歯周病菌の毒素がインスリンの働きを悪くし、血糖値を下がりにくくし、
    結果的に糖尿病の発症につながる可能性があると考えられています。

    このように、歯周病を含め口の中の細菌が全身の病気に大きく関与していることがわかっています。
    体の健康を維持するためにも、お口の健康は大切です。
    そのためにも、おうちでのセルフケア、定期的な歯科医院でのプロフェッショナルケアを受けることお勧めします。

      


  • Posted by 23  at 23:00Comments(0)おくちのこと

    2008年06月05日

    ちょっとまじめな話3

    日本の財政についての諮問機関として、財務相の諮問機関「財政制度等審議会」があります。

    この財政制度等審議会が、6月3日、「2009年度予算編成の基本的考え方」(建議)をまとめ、額賀福志郎財務相に提出しました。
    これによると、社会保障費の伸びを毎年2200億円ずつ圧縮する政府方針について、「続けるべきと思う」との認識を示し、11年度までの社会保障費1.1兆円抑制目標を達成するようにとしています。
    この理由として、歳出改革の方針を後退させて将来世代に負担を先送りすれば、「国民の不安は増幅しかねない」との理由です。
    確かに、無駄な歳出は防ぐことは大切ですが、社会保障費を抑制することは、今の後期高齢者問題にしてもより社会保障費の大きな抑制はより不安を招きかねないと思いますがいかがでしょうか?


    また、それに伴い次のようなことも・・・・。
    健康保険から給付される医療のうち、一定の金額までは医療保険の適用を免除して全額を患者の自己負担とする「保険免責制」の導入を検討。
    これは、医療費の一定額まで全額患者負担で、ということで仮に1000円までを免責にして全額自己負担にすると、現在の3割負担(後期高齢者1割)が実質4.1割(後期高齢者2.2割)になると試算されています。形だけ3割にして実質は患者負担を増やすというのはいかがかと思いますが如何に。

    このようなことが話し合われていることは、あまり新聞やニュースなどでも流れません。
    後期高齢者制度にしても、実質始まる少し前にマスコミが騒ぎ始めたことを考えると
    もっと早く情報を流してもらいたいものです。


      


  • Posted by 23  at 02:38Comments(1)医療について

    2008年06月05日

    歯の衛生週間シリーズ3

    三回目は、「歯周炎」についてです。

    歯周炎は、歯の周囲を支えている組織が破壊されていく病気です。
    主な原因は、歯に付着しているプラークにいる歯周病誘発菌によって引き起こされます。
    この菌が産生する毒素で歯茎を腫らし、血や膿を出したり、歯の周りの骨を溶かしたりします。
    そのため、歯肉から出血したり、口臭がしたり、進行すると歯がぐらぐらしていきます。
    このように、歯周病は細菌による感染症なので、大きな原因であるプラークをきちんと除去することが
    予防の第一歩ですから、毎食後の歯みがきは重要なのです。



    この歯周病は、
    人類が誕生してから今日までで一番感染者数の多い感染症としてギネスに載っています。

    日本でも、平成11年度の歯科疾患実態調査によると、口の中に何らかの歯周病の症状がある人の割合は5~14歳の子どもですでに37%、15~24歳の若者で65%、45~54歳の中年世代では90%近くに達しています。

    ただ、若いうちは歯周病の症状らしい症状が現れにくいため見過ごされることが多く、
    年齢を重ねるに従い、症状が進行し、歯がぐらぐらしたり、物を噛んだときに痛みが出たり、歯肉が腫れるなどの自覚症状が顕著になり歯科医院に受診すると、手遅れに近い状態になっているケースも多いのです。
    できれば、歯周病の予防のために若いうちから歯科医院で定期的な健診と予防処置を受けてもらいたいと思います。

    歯周病の進行には個人差があり、
    自分の持っている免疫機能の状態、喫煙、全身疾患の有無等で大きく左右されるのです。
    特に、喫煙習慣の有無が大きく影響を与えていることがはっきりしており、
    非喫煙者に比べ喫煙者の歯周病罹患率は非常に高いことがわかっています。
    できたら、健康な歯肉を維持するためにも禁煙してもらいたいと思います。

    次回は、歯周病と全身疾患とのかかわりについて書いてみようと思います。  
    タグ :歯周病


  • Posted by 23  at 02:11Comments(0)おくちのこと

    2008年06月03日

    学校歯科保険活動

    昨日の月曜日は、学校歯科担当校の日野市立平山小学校へ最後の歯科健診に行ってきました。
    この日は、歯の衛生週間のため東邦歯科医療専門学校より、
    先生と学生の方々が啓蒙活動で来校されてました。
    私も、健診後に見学させてもらいました。


    秋には、私も講話をおこなうことになっています。
    どんな話をしようか目下検討中です。
      


  • Posted by 23  at 22:23Comments(0)はいしゃなこと

    2008年06月03日

    歯の衛生週間シリーズ2

    むし歯や歯肉炎、歯周炎を予防する1番のセルフケアはやはり「歯みがき」です。

    食事の後に磨くことは、
    口の中をすっきりさせるとともに、
    歯の表面に残る食べかすやプラーク(歯垢)を取り除く
    のに最も効果的です。

    それではいつ磨くのが効果的なのでしょう?
    本来は、食後すぐに磨くことがもっとも効果的です。
    食事の後、歯みがきをしないでいると糖分によってプラーク(歯垢)の中の細菌の活動が活発になり、酸をつくり歯を溶かします。
    この歯を溶かすことを脱灰といいますが、食後約40分間続きます。
    できる限り早く磨くことにより、この酸による歯が溶かされる時間を短くできます。


    皆さんも、毎食後すぐに磨く習慣をつけましょう。


      
    タグ :歯みがき


  • Posted by 23  at 22:08Comments(0)おくちのこと

    2008年06月02日

    歯の衛生週間シリーズ1

    今週から、歯の衛生週間が始まります。
    今週は、特別企画で「歯の健康」について書いていこうと思います。

    第1回は、「夏に向けての飲み物とむし歯」です。

    これからの時期暑くなってくるとどうしてもつめたい飲み物が欲しくなります。
    大人はビール、子供はジュースやスポーツドリンク、炭酸飲料などでしょう。

    でも気をつけなければいけないのは、飲み物に含まれる糖質とpH調整剤です。

    糖質は口の中の細菌により分解され、粘着性物質のデキストランになります。
    デキストランは、プラーク(歯垢)という歯の表面に粘着する細菌の層を作ります。
    この、細菌のうち何種類かは糖質を分解して強烈な酸を生成して歯を溶かしむし歯を作るのです。

    次に、飲み物のpHが問題になります。
    飲料のpHの酸性度がエナメル質臨界pH(5.5)より低いと、
    歯の表面は少しずつ溶かされていきます。

    市販の飲み物の多くはpHを3.0~4.0に調整してあります。
    これは、ペットボトルの飲み物の多くが500mlサイズで1 回で飲みきれないことから
    細菌の繁殖を抑えるためにこのように調整してあります。
    また、アルコールもその精製過程から酸性度が低くなり、栄養ドリンクなどもその成分から酸性度が低くなっています。
    クリックで拡大

    そんなわけで、安易にのどが渇くからとこのような飲み物を日常茶飯事に飲んでいるとむし歯の危険は非常に高まるのです。

    それではどうしたら防げるのでしょうか・・・・
    1番は飲まないことですが、なかなか難しい場合もあります。
    そんなときは、歯みがきをしたり飲んだ後に水でうがいをしてpHを改善したり、
    キシリトールなどのノンシュガーのガムを噛むことで唾液を促すことが大切です。

    歯が溶かされた初期の状態は、歯の表面が白濁します。
    心配な方は、鏡でご自身の歯を良く観察してみてください。

    もしこのような状態になっていたら、歯医者さんで再石灰化療法をおこなってもらうべきです。
    再石灰化療法とは、唾液中のカルシウムを溶かされた歯の表面に付着させる治療法です。
    初期の白濁したむし歯の場合、このような適切な処置をすれば歯を削らずに治療することが可能です。

    再石灰化療法の中身は、
    ①食生活習慣の改善
    予防のプロである歯科衛生士による歯の表面の機械的清掃(PMTC処置)
    フッ化物の定期的塗布
    CPP-APC配合MIペーストの使用
    などです。
    これらはすべて歯科医院でおこなってくれます。

    むし歯の予防は単に歯みがきをすればいいというわけではありません。
    日常生活を営む上で、少しでも注意することができればむし歯の予防につながるのです。








      


  • Posted by 23  at 00:51Comments(2)おくちのこと