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Posted by たまりば運営事務局  at 

2008年01月11日

歯軋り

歯軋りに関して面白い記事が神奈川新聞の12月31日に載っていました。face08

睡眠中の歯ぎしりが、ストレスを発散し、胃かいようの予防に効果を発揮していることが、神奈川歯科大学高次脳口腔(こうくう)科学研究センター(横須賀市稲岡町、代表=佐藤貞雄教授)の研究で分かってきた。・・・・・
佐藤教授は「これまで歯ぎしりはやっかい視され、治さなければならないものととらえられてきたが、病気を予防するという良い効果もある」と説明。さらに「ストレスが記憶力を低下させることも分かっている。かむ効果は、認知症の予防にもつながる可能性がある」としている。
一方で、歯ぎしりが歯を悪くし、歯周病の原因にもなりかねない点を踏まえ、「歯のかみ合わせをきちんとチェックして、悪い場合は矯正するなど日ごろから正しいかみ合わせに心がける必要がある」とアドバイスしている。 
                                                      (以上 神奈川新聞)

マウスの実験でわかったそうです。

ここで重要なのは「歯軋りが予防によい」ということではなく、「かむことの重要性」であると思います。

歯軋りは、夜間本来安静であるべき歯に、過度の負担をかけてしまうため
歯ばかりでなく歯の周囲組織や顎関節にまで影響を及ぼす危険があります。
もちろん、歯周病の増悪因子のひとつでもあります。

寝ているときに適度な歯軋りなんてできないですから、歯軋りでストレスが解消されても
他に大きな問題を引き起こすのは本末転倒だと私は思います。face09
もし歯軋りでストレスが解消されても、歯周病が増悪して歯がぐらぐらしてよく噛めなければより胃に負担がかかります。
ストレスのみが胃潰瘍の誘因ではなく、
胃潰瘍患者の多くが胃潰瘍の原因のひとつとしてピロリ菌をもっていることがわかっています。

そういえば、
最近の記事で北海道大学でマウスの実験でピロリ菌で胃がんを発症させた記事が載っていましたね。

私とすれば、よく噛んで食べることのほうが重要だと思っています。
よくかむことで、脳が活性化されボケ防止になることはわかっていますし
かむことで唾液の分泌を促し消化しやすくなり、過度の胃酸を抑えることもできます。
そのほうが、何倍も胃にやさしいと思います。

前にも書きましたが、現代は昔より噛む回数が極端に減ってきています。
そのために、やわらかいものばかりでなく、よくかむことができる食事が大切でしょう。
食事以外でも、ノンシュガーのガムをかむこともお勧めです。

よく噛んで食べることは、健康と老化の防止に有効な手段なのです。

  歯軋り予防装置(ナイトガード)





  


  • Posted by 23  at 00:16Comments(2)おくちのこと