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Posted by たまりば運営事務局  at 

2008年01月17日

後期高齢者医療制度2

日野市の今回の「広報ひの」にも書かれていますが、「後期高齢者医療制度」が4月より始まります。

後期高齢者医療制度
75歳以上が加入を義務付けられるほか、生活保護世帯を除き、子どもの扶養家族となっている人や寝たきり等で障害認定を受けた65歳~74歳も対象になる。これに伴い、被扶養者として保険料を払っていなかった人も、制度の対象者となった時点で、75歳以上なら後期高齢者医療、74歳以下なら国民健康保険等に加入し、保険料を支払う。
 各都道府県の後期高齢者医療広域連合が運営し、保険料は地域によって異なる。高齢者が使った医療費等が保険料の金額に反映される仕組みで、介護保険と同様、医療を使えば使うほど保険料は高くなる。保険料は介護保険料とともに、毎月の年金が一定額以上あれば天引きされ、医療内容も病名によって一月の医療費が決められる「包括制」となる。窓口負担は原則として掛かった医療費の1割だが、現役並みの所得があれば3割負担となる。
 一方、保険料を滞納すると、国保と同様に保険証が取り上げられ「資格証明書」が発行されるなどの制裁がある。

これを読んでみていくつかの大切な問題点があります。
問題1
この医療制度は、現在の保険医療制度と完全に分離され、
75歳を境に受けられる保険診療内容が変わるということです。
すなわち、今日できた治療が75歳になったらできなくなる場合があるということです。
問題2
今まで、家族扶養されていた75歳以上の方も保険料を自分で払うということです。
65歳以上75歳未満の前期高齢者この保険料は、年金等から天引きされるのですが、
年金問題が解決していないままでの見切り発車のような感じです。
たとえば、年金ミスで年金がもらえない人の場合、
「年金はもらえない、でも保険料は自己負担」という2重苦になる可能性があります。
また、現在年金に未加入の人が4割いる現在、その人が75歳以上になった場合払えていけるのかが問題です。
問題3
保険料は、完全に健康保険と分離されます。
お年寄りが受診すればするほど、御自身で支払う保険料は高くなります。
これは、現在の介護保険と同じです。
保険料を上げない場合はには、政策上受診の抑制が図られるようになるとおもいます。
年収により軽減はありますが、少しでも働けるお年寄りや多少年収のあるお年寄りがより負担を強いられるということです。
問題4
保険料を滞納すると、保険証が取り上げられはらうまで「資格証明書」による診療になります。
現在も、長期間の保険料の未払いされている場合「資格証明書」が交付されますが、
これは診療窓口で全額自分で支払い、
その後、自己負担分を除いた金額が還付されるものです。
お年寄りの場合、
複数の病院にかかっていることも多く、その都度窓口で全額払い市役所に行って還付してもらうのは大変だといえるでしょう。

高齢者の医療費は、平成15年で総医療費(31兆円)の40%(11.7兆円)を占めており減ることはありません。
そのため、増え続ける老人医療費の受け皿としてこの制度ができたのですが、果たしてうまくいくでしょうか?

若い人も、必ず年はとります。他山の石とせずにしてください。


  


  • Posted by 23  at 22:26Comments(0)はいしゃなこと

    2008年01月17日

    初雪

    朝起きてみると、初雪でした。  


  • Posted by 23  at 19:07Comments(0)