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Posted by たまりば運営事務局  at 

2007年12月11日

乳歯と再生医療

歯がぐらぐらしてきた、乳歯の後ろから永久歯が生えてきたなどで小さいお子さんが来院されます。
皆、がんばってくれます。

無事抜歯が終わると、
うちでは乳歯入れに抜いた歯を入れてもって帰ってもらっています。
日本では昔から、
強い歯が生えるようにと抜いた乳歯を屋根や床下に投げたものです。
今は、きちんととっておく家庭も増えてきており、
乳歯20本を全部残してある子もいます。

しかし、必要ないといわれた抜歯した乳歯ですが、
これからはそんなもったいないことができなくなるかもしれません。
最近のニュースで、
名古屋大において、乳歯から骨や神経など様々な細胞に分化する能力を持つ「幹細胞」を取り出し、再生医療に役立てる研究をするため、学内に「乳歯幹細胞研究バンク」を設立したと発表しました。
今まで、骨髄や臍帯血(さいたいけつ)での研究がなされていましたが、乳歯の幹細胞はこれらに比べて、細胞の増殖能力が高く、採取が簡単なことから、実用化に期待が高まっています。
この乳歯の幹細胞を利用し、近親者の再生医療に使える可能性があり、
将来孫の乳歯で祖父母の骨折や跡などを治療できる可能性があると話がなされています。

近い将来、孫や子の乳歯が大きな恩返しをしてくれるようになるといいですね。
  


  • Posted by 23  at 00:30Comments(3)おくちのこと