2007年10月18日
虫歯菌はどこから来るの
生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には虫歯菌は存在していません。
しかし、
多い少ないは別にしてだれもの口の中に虫歯菌は存在しています。
この虫歯菌はどこからくるのでしょうか。
人間は口腔内に常在菌が存在しています。
これは、外来の悪質なばい菌の進入を阻む防御の働きがありとても大切な菌です。
これらの菌は、家族(主に母親)から感染を介して受け取るものです。
しかし、同様に虫歯誘発菌も受け取ってしまうのです。
虫歯誘発菌(ミュータンス菌)は、おおよそ2~4歳のころに
主に母親(保育者)を介して感染すると言われています。
それでは、どうしたら感染を防げるでしょう?
赤ちゃんを育てる上で
ミュータンス菌を100%親から子供へうつさないことは、
保育上まず不可能だとおもます。
しかし、感染率を下げることはできます。
それは、
お母さんの口の中の菌が少なければ
感染する菌も少なく、お子さんの歯に大変な悪さはしないのです。
母親から子供へミュータンス菌の感染
MS≦1000(菌が少ない) 6.5%
MS≦10000 16.0%
MS≦100000 14.3%
100000<MS(菌が多い) 58.0%
単位MSの数 CFU/ml
このことから100000/ml以上の菌が母親に存在していると、感染率は非常に高まります。
下の表のように母親の口腔環境の改善(食事指導・PMTC・
口腔衛生指導・虫歯の治療・虫歯菌の減少プログラム・フッ化物塗布)
することにより、子供への感染とそれに伴う罹患率を低下させることが出来ます。
MS(ミュータンス菌)を多量にもっている母親の場合
口の中の環境を改善していない場合 口の中の環境を改善した場合
感染した子供の割合(生後36ヶ月) 63% 38%
子供の虫歯有病者率 43% 16%
このことから、お母さんやお父さんはお子さんの口の中の虫歯菌を増やさないために
①虫歯菌が多い場合は、除菌をおこなう
②虫歯をきちんと治しておく
③正しい歯磨きを心がける
ことが必要です。
お子さんのむし歯予防は、まずお母さんやお父さんの口の中をきれいにしておくことが第一歩です。
しかし、
多い少ないは別にしてだれもの口の中に虫歯菌は存在しています。
この虫歯菌はどこからくるのでしょうか。
人間は口腔内に常在菌が存在しています。
これは、外来の悪質なばい菌の進入を阻む防御の働きがありとても大切な菌です。
これらの菌は、家族(主に母親)から感染を介して受け取るものです。
しかし、同様に虫歯誘発菌も受け取ってしまうのです。
虫歯誘発菌(ミュータンス菌)は、おおよそ2~4歳のころに
主に母親(保育者)を介して感染すると言われています。
それでは、どうしたら感染を防げるでしょう?
赤ちゃんを育てる上で
ミュータンス菌を100%親から子供へうつさないことは、
保育上まず不可能だとおもます。
しかし、感染率を下げることはできます。
それは、
お母さんの口の中の菌が少なければ
感染する菌も少なく、お子さんの歯に大変な悪さはしないのです。
母親から子供へミュータンス菌の感染
MS≦1000(菌が少ない) 6.5%
MS≦10000 16.0%
MS≦100000 14.3%
100000<MS(菌が多い) 58.0%
単位MSの数 CFU/ml
このことから100000/ml以上の菌が母親に存在していると、感染率は非常に高まります。
下の表のように母親の口腔環境の改善(食事指導・PMTC・
口腔衛生指導・虫歯の治療・虫歯菌の減少プログラム・フッ化物塗布)
することにより、子供への感染とそれに伴う罹患率を低下させることが出来ます。
MS(ミュータンス菌)を多量にもっている母親の場合
口の中の環境を改善していない場合 口の中の環境を改善した場合
感染した子供の割合(生後36ヶ月) 63% 38%
子供の虫歯有病者率 43% 16%
このことから、お母さんやお父さんはお子さんの口の中の虫歯菌を増やさないために
①虫歯菌が多い場合は、除菌をおこなう
②虫歯をきちんと治しておく
③正しい歯磨きを心がける
ことが必要です。
お子さんのむし歯予防は、まずお母さんやお父さんの口の中をきれいにしておくことが第一歩です。